教員紹介

菊地滋夫

菊地 滋夫
(きくち しげお)

専門分野:文化人類学

先生を知る、15の質問

山岳系のクラブに所属して、週末や長期休暇中はテントを担いで仲間と山に登っていました。南アルプス、中央アルプス、北アルプスの山々は、ほぼすべて踏破。八ヶ岳にも何度も登りました。満天の星空の下で飲むワインやウイスキーの美味しさといったら!

小学生の頃は故郷岩手のリトルリーグでプレーしていました。プロ野球選手になりたかったので。

学生どうしの語らいですね。学生によるイベント企画。最高に盛り上がるゼミ合宿。

ムンギ・エンゴマニ著『ウブントゥ 自分も人も幸せにする「アフリカ流14の知恵」』。生き辛さや苦しみを抱える学生にこそ読んで欲しい。

アフリカを訪れた学生たちが、地元の人たちと楽しそうに交流している様子を眺めながらニヤニヤしているとき。

故郷岩手の英雄である大谷翔平、菊池雄星、佐々木朗希らの活躍に、少年のように胸を踊らせています。

学生サポートセンターに届けるか、ジョージア・ワインが美味しいお店でパーッとやるか迷った挙句、結局、神様に「落とし物だよ」と言って返却する。

西アフリカ・マリ共和国のバンディアガラの断崖に暮らすドゴン族の神話。秩序と破壊が絶えず交替する、終わりなき宇宙の物語。

大切なのは愛と平和。嫌いなのは戦争。

学生時代、下宿で爆弾でも作っているんじゃないかと思われていましたが、実はワインやウイスキーを飲みながら本を読んでいただけなんです!

今と同じ仕事をしたいです。より良い未来をつくっていく学生たちを応援する仕事を。

自由に生きてきたので、とくにないです。
強いて言えば、ケニアでマラリアに罹って死にそうになったときでしょうか。高熱と薬の副作用の中で、こんな夢を見ました。わたしは草原の真ん中で一生懸命ドアをつくったのですが、やっと完成したところで、家がないことに気がつきました。ドアはできたのに、屋根も壁も床もない。ああ、何もかもが無意味で虚しい…。でも、なぜかわたしは再び作り始めたのです。ドアの下の方に、ネコが出入りできるもう一つの小さなドアを。
すると深い笑いがこみ上げてきて、静かに確信したのです。「これでいいのだ。」バカボンパパの境地。わたしは夢から覚めました。

いつも通りに過ごして、死んでから気がつくことでしょう。これでいいのだ、と。

世界最古の大学といわれるボローニャ大学(1088年設立)をつくったのは、偉い王様でもなければ、教員でも職員でもなく、学生たちだったそうです。「この世界は一体どんなふうにできているのだろう?」と疑問を抱いた若者たちが知の旅に出て、放浪の途中で出会い、街角や広場で語り合うことから始まったのが大学というわけです。
もちろんそれから時代は大きく変わりましたが、わたしは、大学をつくっていくのは今も学生のみなさんだと信じています。そして、大学での学びを力に変えて、より良い未来をつくっていくのも学生のみなさんです。
そんなみなさんに乾杯!