みなさんは、米国・ロサンゼルスのダウンタウン内に、リトル・トーキョーと呼ばれているところがあるのをご存知ですか?
ここには、19世紀半ばに日本からアメリカに渡り住み着いた人たちを祖先に持つ日系人が暮らしています。アメリカ社会に溶け込んで仕事を始めた日本人たちも、およそ100年後の20世紀半ば、太平洋戦争勃発により、米国社会では“敵”とみなされ、収容所に連行されることに。日本語を話してはいけない、差別や迫害と戦わなくてはいけない中、米国に忠誠を誓い、社会の信頼を勝ち取ってきた日系人たち。
その現場を、国際コミュニケーション学科の学生たち13名が、フィールドワークとして訪問。およそ20名の在米日系人たちの生の声を20時間あまりインタビューさせていただき、それをドキュメンタリーにまとめました。
我々と同じ血が流れている日系人の皆々様、けれど我々とは違う舞台で生き抜いてきた人達。時代に翻弄されてきた人々の生の声から歴史が見える力作。 どうぞ、米国フィールドワークの成果をここに、ご覧頂ければ幸いです。