「こんなにも実践的な&事業的なことを実際に大学でやれるなんて、本当にワクワクします!」と学生に言わしめる学科発プロジェクトがついにスタートしました。
それは→→→【まだあまり知られていないジョージアワインで、コロナ禍に見舞われた飲食店を救おう】
その一発めミーティングが先日、明星大学構内×ジョージアの大学構内をつないで行われました。
さまざまなユニーク企画を連発してきた学科のフィールドワーク。
今回のものも、オンラインで現地ジョージアの学生と一緒にプロジェクトを組み、苦境に陥る飲食店の売り上げに貢献しようという試みです。
■ ジョージアワインを売り出すお手伝いをしてみようよ
コーカサス地方の小国で、約8000年も前からワイン作りが行われているジョージア。ワイン発祥の地でもあるジョージアには、家族経営のぶどう農園がまだたくさん残っています。大きな壺で熟成させる古典製法は、2013年にユネスコの“無形文化遺産”に指定されており、その素朴かつ手作り感溢れる味わいが、個性派テイスト好きの人々の間で人気が高まっています。
ならば、そんなジョージアワインをネタに、学科の学生が大学近隣のレストランで販促活動を行い、レストランを訪れたお客さんにはワインを楽しんでもらいながら、情報学科とのコラボで作ったVR&ARツールで、ジョージアへのバーチャルツアーをしてもらおうよ、というのが今回の企画なのです。
□ ジョージアにとっては、まだあまり知られていないワインを広く知らせることができるチャンス!
□ レストランを訪れたお客さんにとっては、バーチャル旅行を楽しめるチャンス!
□ 来客減×売り上げ減に悩むレストランにとっては、収入を復活させるチャンス!
そして
□ 学科の学生にとっては、日本の社会に活きる国際的プロジェクトを自分たちの手で動かしていくチャンス!
というわけで、全員にとってWINWINWINな企画、になるはず!
■ このプロジェクトに参加する人たちは?
プロジェクトに加わるのは、多種多様かつ横断的なジャンルの人々。
1. 古典製法を守り続けたワインを提供してくれるジョージアのワイナリーの人々
2. 自国のワインを日本の多くの人に知ってもらいたいジョージア大使館
3. 現地でプロモ動画を作ったり、メディア材料を集めてくれる、ジョージアのブリティッシュ・ティーチング・大学の教員&学生さんたち
4. 全体の企画立案をしていく国際コミュニケーション学科の学生たち
5. プロジェクトをARやVRツールに落とし込んでくれる情報学科の学生たち
6. プロジェクトの成果物を実際に使ってみる舞台となるレストラン
7. レストランで学生が作ったツールをエンタメとして楽しむお客さんたち
お初のzoomミーティングで、まずは、学科の田中先生がプロジェクトの概要を説明し、学生は英語で自己紹介を行いました。
昔大阪にいたことがあるという日本語堪能なジョージア側メンバーが出てくると、みんな大盛り上がり。精神的な距離が一気に縮みました。
このフィールドワーク担当の田中先生はこう語ります。
「これはジョージアと日本をつなぐプロジェクトではありますが、もう一つ、大学内の国際コミュニケーション学科と情報学科をつなぐプロジェクトでもあるんです。ここから先の未来、テクノロジーが主流になっていくわけですが、それをヒトが上手に使っていくためには、同時に “生々しいヒトの感性” も必要になってくる。そういう意味で、情報学科に在籍する学生と、国際コミュニケーション学科に在籍する学生の思考法(物事の認知の仕方)は明らかに違いますから、僕はこの二者をあえてミックスすることで、 “より良い何か” が生まれる予感がしてるんです。人が人であるためにテクノロジーをどう扱えばよいか。そこがこの授業を通して見えてくるんじゃないかな、と」
双方が詳細を詰めていくのはまだまだこれから。
さまざまな立ち位置にある人たちがミックスされた時の化学反応を、ジャズのように楽しみたい。そんな高揚感あふれるフィールドワーク授業は、今始まったばかりです。