2020年、入学式も突然中止になったまま、手探りで始められたオンライン授業で、仲間と一緒に頑張ってきた新2年生たち。
思い描いていたキャンパスライフとまったく違う学生生活に戸惑いつつ、成績優秀者(GPAで3.0以上)を約30名も出した2020年入学新2年生組を労い、入学式の代わりとなる新2年生歓迎会が行われました。
そもそも。これを発案したのも国際コミュニケーション学科の学生想いの先生方。
家族的な人間同士の付き合いを大切にする学科ならでは、「やっぱり気持ちのケジメとなる式をどうしてもやってあげたいんだよね」という細谷先生の声に全員が賛同、全2年生のおよそ半分にあたる40名ほどが出席して行われました。
学部長の挨拶や、客員講師の紹介に始まり、やっと会えた全員の気持ちをジーンとさせたのが、基礎研究の各グループから選ばれた学生のスピーチ。
「僕たち同じ年度入学の仲間たちは、顔を合わせられたのが昨年9月の交流会1回だけでした。そして今日が2回め。昨年がとにかくひたすら耐えた1年だったので、今年は少なくとも昨年よりワクワクすることが増える年になるように願っています。どうぞよろしくお願いします」
「今年は授業が少しずつ対面になるので、勉強以外の時間を仲間と共有できることを今からとても楽しみにしています。友達とも話していたのですが、オンラインと対面2種類の授業を選べるならば、やはり対面を選びたい! やっぱり友達には会いたいです!」
深田先生は殺風景な講義室にお花を置いて飾り付け、川又先生は普段はつけない蝶ネクタイでささやかな歓迎印のオシャレを。
質素ではあるけれども、温かな雰囲気漂う式に込められたのは、激動の1年間を耐えてきた新2年生への、教員からのエール。
成績優秀者に賞状と景品が配られると、教員たちはみな目を細め、例年にはない想いと共に、学生たちを見守っていました。
対面コミュニケーションがほとんどできなかった学年の学生が集ったとは思えないほど、滑らかなスピーチが行われた式。
その後のお楽しみは、やはり、同年度入学の仲間達との交流!
感染対策のため式は1時間程度で終わりましたが、緑豊かなキャンパスに広がる広場のあちこちで、学生達は時間を忘れて歓談を楽しんでいました。