大学も徐々に通常運転に近づいてきました。およそ2年半ぶりに、留学再開です!今年は学科の学生が13名の留学が決定しました。行き先はオーストラリア(7名)、米国(1名)カナダ(1名)ジョージア(2名)ルーマニア(1名)ハンガリー(1名)。
どの行き先を選んでも、学科が認定した留学先に行けば、同級生から一切の遅れを取ることなく、一緒に卒業できるの学科の認定留学の醍醐味。一口に “留学” といっても、欧米圏への留学と、その他の国の留学では、勉強する中身に少し違いがあります。
■ 欧米圏(オーストラリア、米国、カナダ)→認定留学
ELS(English as a Second Language)→英語を第二言語とする人のための、大学付属の語学学校への留学となります。明星大学が提携している大学附属の語学学校への留学となるため、現地での語学学習がそのまま単位交換されます。
英語「で」何かを学ぶのではなく、英語そのもの「を」学ぶ留学。そのためクラスメイト達も全員英語「を」学びに来た留学生。クラスメイトが共通の目的を持っているため、同じ目線で切磋琢磨できるのが特徴。
クラスの中にはネイティブの人はいないため、自分が現地学生と交流を持ちたいと思ったら、本体の大学へのイベントに参加するなど、積極的なアプローチが必要になります。現実として、語学はレベルに差がありすぎるとモチベーションにも影響するので、そういう意味では語学が同じレベルの人たちと一緒に勉強できるという安心感があります。
■その他の国(ジョージア、ルーマニア、ハンガリー)→認定交換留学
現地国の大学本体で行われている授業にそのまま参加することになります(使用言語は英語)。立場としては、海外からその大学に来た “聴講生” という扱いになります。
そのため、授業内容が理解できるよう、語学レベルは入国前段階で一定水準が求められ、現地学生に混じって、英語「で」科目を履修することになります。
例えば、ハンガリーのエトボシュローランド大学は、日本で言えば東大のような立ち位置なのですが、英語教育の手法が有名な大学。明星の国際コミュニケーション学科は相手国大学の学部と直接提携を結んでいるので、現地大学の授業を受ければ、そのままそれが単位交換されるという仕組みになっています。なので、クラスメイト達も、現地ネイティブもいれば、近隣諸国から越境入学してきている人まで多種多様。英語「で」何かを学ぶというスタンスなので、訪問先大学の大学生になったような暮らしを体験します。
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実は、現在国際コミュニケーション学科で非常勤講師を勤める大石先生は、
ハンガリーのエトボシュローランド大学と学科が提携校の協定を結んだ直後に現地入りしたハンガリー留学の1期生。
「私は学科卒業後に、エトボシュローランド大学の大学院にお世話になりました。当時クラス30名のうちの数名が現地ハンガリー人。他はアゼルバイジャンやトルコ、ナイジェリアなど、近隣国から越境入学してきた学生達がたくさんいる国際派クラスでした。国際的な環境から学んだことは多いです。長期で海外へ行って初めて自分の国・日本を客観的に視ることができるようになったし、現地の大学院を卒業した流れで、異国で就職をするというチャンスにも恵まれました。大学の提携校への留学は安心感もあります。自分の可能性を信じて新しい扉を開くという意味で、学科からの留学のチャンスをぜひ活かしてほしいなと思います」