待ちに待ったオープンキャンパス。オンラインオープンキャンパスも開催されてはいるけれど、やはり、高校生たちの顔を直接見た方が、学科の熱意もまるっとお伝えできる。ということで。教職員、学科生一同、この日がやってくるのを心待ちにしていました。
集まってくれた高校生たちを前に、学科がどうしても伝えたかったのは、【このような状況下だから、対面授業に変わりオンライン授業をやっています】ではなく、【たまたまこのような状況が訪れたから、近い将来、選択肢となりえたオンライン授業のベストな方法を、この期間を利用し、積極的に試行錯誤して新たな授業を創り上げてきました】という姿勢。 実際、前期がオンラインに切り替わったわけですが、そうなってよかったこともたくさんありました。費用面でハードルがあったフィールドワークは、オンラインで気軽に世界中からメンバーが集れるようになり、対面で会わなくても、自宅のリラックスした環境下でグループワークに勤しむことができるようになり、やってみれば学科生チームがオンラインで集まってかなり高レベルな動画制作ができたことなど、学科が持つ柔軟性が自然に、時代のニーズに合った新しい形を創り上げた2020年前期となりました。 「もちろん、従来型のフィールドワークが今は不可能ということで不安に思われる高校生もたくさんいると思います。が、逆に、前はできなかった方法が今はできるようになっているという現実があるのも確かです。私たちは、学科を挙げてこの新しい挑戦を楽しみながら開拓してきたことが功を奏し、以前とは違う形での “国際コミュニケーション” を学ぶことが可能になっています」
この日は、高校生にはあまり馴染みのない『総合型選抜入試試験(プレゼン入試)』についての解説も。「高校3年間で何をやってきたのか。どんな活動をしてきたのかを、プレゼンで発表してもらいます」そして『こんなプレゼンなら入試を突破できる』事例の参考として、学科生がパワポで、自分自身のこれまでの活動と、学科に入ったら何をやっていきたいかを発表。一般テストではなく “プレゼン”でその人が評価されるという方法を今一つ理解が難しかった高校生たちも、「こうすればいい」というヒント満載の説明に、興味深げに見入っていました。
通常なら保護者同伴でキャンパスに来ることを希望される高校生も多い中、このような制限が多い状況下で、たった一人で勇気を出して大学の “現場”を見にいらしてくださった高校生の皆様、本当にありがとうございました。 高校生一人一人の未来に明るい道が拓けていきますことを、教職員一同、心よりお祈りしています。