入学を祝う吹奏楽団演奏からの、オンライン学長挨拶に始まった入学式。国際コミュニケーション学科に入学した102名の新1年生にとっては、この日が初の顔合わせとなりました。
昨年は入学式ならず。そのまま授業へと突入し、オンライン授業が主でしたが、今年は違います。連絡手段&レポート提出などは、メールやLMS(Learning Management System)が主となりますが、授業は講義系の選択科目以外は、対面授業が復活します。
今日行われたのは、学科主任の挨拶、そして英国、ハンガリー、中国、アイルランド、ニュージーランド出身の客員講師の紹介。そして何よりも楽しかったのは……各基礎研究のチームに分かれての、互いを知る時間! 笑
「Zoomは用件は通じるし、作業を進めるには非常に効率的で優秀なツールですが、互いが顔を合わせた時に生まれる “楽しい空気感” !!これはZoomでは得られません。あちこちでみなが自然に打ち解けている、その温度ある “空気感” に触れていると、我々も本当にうれしく思います」と学科の菊地先生。
情熱や愛が醸造する “雰囲気” や “空気感”は、実は学科がもっとも大切にしたい部分。国際コミュニケーションの礎は、この “空気感”がお互いに伝わった時に生まれる温度こそ。
新入生達が実にリラックスした表情で、入学式に臨めたのには、実は伏線がありまして。
入学式前の2日間、毎年恒例の行事となっていたオリキャンが、今年はオンラインで行われていました。朝9:00から夕方18:00まで。グループに分かれて友達作りから、履修の登録相談まで。
上級生がそれぞれ担当のチームを率いて、各学生の家にあるカワイイグッズを紹介しあって相手を知ったり、自分が今ハマっているものを紹介しあったり。このオリキャンが功を奏し、入学式も違和感なく、横のつながりを紡ぐことができました。
式次第を一通り終えた後は、学科の教員プロデュースの縁つなぎゲーム、スタート。2名1組になって英語で客員講師の先生に質問をしたり、チーム内メンバーの名前あてクイズが行われたり。気づけば、新入生同士、互いの連絡先を交換し合う関係に。
昨年1年間このような場が封印されていただけに、新入生が集まった講義室はなんとも和やかなムードに。ほんわかした空気にいつまでも浸っていたいと思ったのは、新入生も先生方も一緒だったようで、予定よりもずいぶん延長して式は閉幕。
「楽しかったね」「やっぱり場を共有するのはイイネ」「大学でやりたいことがたくさんあるんだよね」
廊下から漏れてきた新入生たちの帰り道の会話が、教員のやる気に火を灯してくれました。