学科が力を入れている授業の一つに、「協業」があります。
この日のオリキャン・フィールドワークの授業は、来春、新入生を迎え入れるために、各チームに分かれてどういう段取りをするか、を話し合う授業。
■ 外からあてがわれるフレーム通りに、深く考えずに指示された内容に従って物事をこなす。ではなく、
■ 仲間達と一緒に、主体的にゴールまでの道筋をしっかり考え、臨機応変に対応しながら完遂する。
変化の激しい時代には、既存のフレームそのものが10年後まで存続している可能性が低いと言われています。
そんな時代に必要とされるのは『思考力のある人』。
言われたことをただやるのではなく、目標を設定したらそこに向かうロードマップを自分で描ける人。
学科は時代に合った人を育てたい。だから。教員は学生達をじっと見守り、支えます。
この時に大切なのは、相手から能動的な発想が出てくるまで『じっと待つ』。
そうすると………。学生の中に内在していた “チカラ” がいつのまにか、むくむくと目を覚まし始めるんですね。
この日も学科では、各チームで活発な議論が繰り広げられていきました。
「入学直後で緊張してるだろうから、リラックスさせてあげるために何したらいいと思う?」
「せっかくこの学科に来るんだから、俺たちが留学とかフィールドワークの説明してあげようよ」
こうして考えると改めて、【物事を自分たちで考えて作り上げるって、ムズカシイ】。
でも大丈夫。
学科を卒業する頃には、ちゃんと1プロジェクトの企画から遂行までを、自力でできるようになっていますよ。