今日は中国語を始めて半年が経過した1年生の、テストの日。会話もだいぶできるようになりました。
テキスト上で、中国語会話の基本文型を学んだ学生たちは、次にその基本文型を応用、自分の興味に合わせた内容に作り直します。実はここがポイント。例文も自分の気持ちが少しでも入ると、言葉がより自分のものになっていきます。
フレームを自分の世界に合わせ、その内容をノートにまとめて覚えたところで。2人でペアになり、実際に中国にいるというシミュレーションで、会話スタート♪
(以下すべて中国語)
「今度、北京に行くんだって? 現地で何が食べたい?」 「北京ダックだなあ!」
「天気はどんな感じ?」 「今のところ、問題なさそう」
「あなたは次の週末、どこへ行くの?」 「上海に行くつもり」
「何をするの?」 「豫園に行きたい」
2人の会話が一通り終わると、今度はネイティブの先生が2人に質問します。
(以下すべて中国語)
「北京には誰と行きますか?」 「あなたは小籠包が好きなんですね!」
「東京から上海までどのぐらい時間がかかりますか?」 「4時間くらいかな」
そして。この授業のテストには見逃せない特徴が。先生から自己評価を訊かれるのです。
「自分では何点だったと思いますか?」 「57点です」←(このテストは60点満点)
「どうしてですか?」 「言い換えた質問を聞き取れなかったからです」
先生が独断で周りと比較して点数を決めるだけではなく、自分が自分を客観的に見て採点した点数も評価に加味されます。
そう、ひとって『訊かれる』と、ちゃんと『考え』ますよね?ナゼ?ドウシテ?をはっきりさせると、次にやるべきことの輪郭がはっきりするというのを、先生はよく知ってます。
少人数、しかもペアで会話を練習するから、このクラスの語学学習、効率良いこと間違いなし。【机の上の勉強を基に、立体空間で実践的に役に立つ能力をデザインしていく】これぞ、学科の得意技です。
こうして考えると改めて、【物事を自分たちで考えて作り上げるって、ムズカシイ】。
でも大丈夫。
学科を卒業する頃には、ちゃんと1プロジェクトの企画から遂行までを、自力でできるようになっていますよ。