思えば。今年卒業した学生さん達は、在学中の半分(2年分くらい)は、授業はオンラインでした。
だから今年の学位授与式は、学科の教員たちのアイディアで、会いたくても会えなかったゼミの仲間同士が一緒に着席できるように配慮。
学生&教員ともに、環境の激変の中を暗中模索で走ってきた仲間同士、無事に迎えられた卒業式は、例年にも増してより感慨深い1日となりました。
学科は、教員と学生との距離が近く、アットホームな分だけ、単なる “学業” を超えた関係が築けます。
なかでもゼミは、授業外での活動も多く、みんなで飲みに行ったり、ランチを食べたり、合宿したり。
場合によっては卒業後も深い付き合いが続く場でもあるわけですが、この2年は状況が状況だっただけに、ゼミ生『みんなで』一緒に会うことが、大変敷居の高いものとなりました。
そのため、教員の方でも工夫を重ね、あるゼミでは2-3人または3-4人の小グループに分けて交流会を開催したり、人数が多くならないように入れ替え性でゼミを行ったり。
なので、『ゼミのみんなで会えた卒業式』は、願ってやまなかった念願の場。
式が終わっても話は尽きることなく、それぞれのゼミが担当教員を囲んでほんの少し目を潤ませながら、寄せ書きやプレゼントなどを交換し合っていました。
「自分が担当したゼミの卒業生は、何年経っても全員をちゃんと覚えているんだよね。これからいろんなことがあると思うけど、負けずに乗り越えていって欲しい。僕はゼミ生全員の未来が前途洋々であることを、信じています」
今年で深田芳史先生、そして英国から明星大学に来ていたメイ先生、ブラッド先生も、それぞれの道をゆくことになります。
どうぞお気をつけて。思い出と。励ましと。祝福と。
卒業生のみなさん、どうか逞しく、お元気で、未来を切り拓いていかれますことを☆