学科事務室の留学担当スタッフのところにやってくる2-3年生の学生から、よく挙がる質問があります。
「英語留学を考えてはいるのですが、正直どの国にすればいいか、迷ってるんです」
国際コミュニケーション学科では、米国、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドといった欧米圏はさることながら、台湾・タイ・ハンガリー・ルーマニア・ベラルーシのような英語圏外のフィールドも留学の舞台として用意しています。たくさんある選択肢の中で、どうも迷ってしまって決められないという人は、以下の4つのポイントに注目!
0. 趣味的な側面 1. 経済的な側面 2. 環境的な側面 3. 英語学習法に関する側面
これらを分けて考え、これから案内する要素を一つ一つ、◯×△(マルバツサンカク)方式で表にまとめてみれば、自分が行きたい国→実際に行けるだろう国が分かりやすくなります。
とりあえずの留学先選択のコツとして、この順番で考えて行くと決めやすいよ!というポイントを、優先順位順に以下に解説します。
→→→それぞれの項目の、◯×△(マルバツサンカク)表を作ってみよう!
【0. 趣味的な側面】
何よりも、留学したい!と思ったそのモチベーションを一番大切にしたいところ。モチベーションの素になっているものが自分の中に必ずあるはずなので、それをまず選択肢の最優先に置きましょう。Ex) ディズニー映画が好きだったから本場に行きたい、ドラマで見たワンシーンを実際に目で見てみたい、大好きなアーティストの出身地を訪れたい、将来就きたい職種がその国でなら学べそう、勉強してみたい学問がその国ならありそう!など。
▪️モチベーションが具体的にハッキリしている人は、それをツリートップに持ってきてあとはどうすれば達成できるかを考えていきましょう。
▪️特に具体的なはっきりしたモチベーションはないけれど、ただ漠然と留学したいと思っている人は、次の1.から考えていきましょう。
【1.経済的な側面】
▪️欧米圏
現在は円安、とニュースでも報道されているので、円安=欧米圏への留学がしにくい、と思われる方が多いかもしれません。でもこれよく考えてみると実は正解とも言えません。円安報道はあくまで、対アメリカドルに対しての円安。ということは、英語を勉強したい→欧米圏という括りだとしても、対ニュージーランドドルや、対オーストラリアドルについては、対アメリカドルほど円安にはなってない場合もあります。なので、自分の予算(円)が滞在先(国)でどのくらい “有効に使える” 状況にあるのか、その国の物価(飲食や学費)×滞在期間を算出し、それぞれ調べる必要があります。
▪️欧米圏以外
欧米圏が物価的&学費的に高いからと留学を諦めるそうになっている人、その必要はありません。その場合には、物価が比較的安い国(日本と同等かそれ以下)で、英語 “で” 何かを学んでみようと気持ちを切り替えれば良し。学科では台湾・タイ・ハンガリー・ルーマニア・ベラルーシといった、経済的に比較的ハードルが低い国の大学とも提携を結び、留学を希望する学生のチャンスを逃さない体制を取っています。日本で暮らすよりもお金がかからない国を選べば、それはそれで経済的心配がないまま、新しい世界を見聞きすることはいくらでも可能です。
【2. 環境的な側面】
予算的にいけそうな国を決めたら、次はその国の環境を調べてみましょう。
自分は………街が好きか。自然が好きか。刺激的なところ(多忙になりそうなところ)が好きか。静かなところ(のんびりしたところ)が好きか。伝統的なところが好きか。カジュアルなところが好きか。留学生が多いところが好きか。少人数のところが好きか。あとは気候要因も忘れずに。暑いところが好きか、寒いところが好きか、山間部が好きか、ビーチが好きか。このあたりの自己分析を進め、自分の理想をまず箇条書きに書き出していきましょう。それを元に相手国の環境が合致してるかしてないか見ていけば、行き先がより鮮明になってくるはずです。
【3. 英語学習法に関する側面】
大きく分けて、
▪️欧米圏への留学は、英語 “を” 学びに行く留学になります。英語“を” 学びたい他国の学生と英語のブラッシュアップを切磋琢磨することになります
▪️欧米圏外への留学は、英語 “で” 何かを学びに行く留学になります。興味のある分野(授業)を、他国の学生と一緒に、英語 “で” 学ぶ留学になります。
その他、行き先によって、授業を大人数でやるところ、少人数のアットホーム感覚でやるところ、講義形式でやるところ、ワークショップ的な双方向形式でやるところなど様々なので、それも自分の希望と合致しているか、◯×で詳細を確認してみましょう。
→→→ここまでやれば、あとは◯×の数を数えれば【留学は◯が多い国に決定!】
それでもまだ迷う人は、以下のフローチャートを試してみるのも手(ただし欧米圏のみ)。現場を知る留学担当スタッフが、欧米圏&それ以外も、いつでも詳細をご説明します。遠慮なく学科事務室に相談に来てくださいね。