いよいよ暑い夏がやってきます。学科の夏といえば “明星サマースクール”
8月の1週間、今年はどんな小学生が授業を受けに来てくれるかな? ちっちゃくてやんちゃな相手を想像しながら、授業内容を自分たちで組み立てていくプロジェクトにワクワク。ダイバーシティを地でゆく国際派チームメンバーとのやり取りにドキドキ。
その都度、柔軟性とクリエイティビティが試される現場の内容が凝り固まっていない分、毎回、即興演奏をやるような緊張感があります。今はその絶賛準備中。
この日は、日本人の学科学部生に混じり、ルーマニアからの交換留学生が3名、ベルギーのゲント大学からの留学生が2名、中国からの留学生が7名、ウガンダからのバスケ特待生が1名。それぞれが小さなチームを作り、そこにSA(スチューデントアシスタント)の上級生とルーマニアからの講師が加わり、明星サマースクールの模擬授業が展開されていました。
学科の授業の何が楽しいかって。
■ 実践に基づいたインタラクティブ、かつ個々人の意見を尊重した授業であること。
■ 年齢の離れた教員からの座学ではなく、ほんの1-2年だけ上の先輩が親身に面倒を見てくれること。
■ ただそこにいるだけで、他国出身のチームメンバーから、プロジェクトを通した異文化世界を見せてもらえること。
■ 授業を見守っている先生はいるけれど、基本的には学生が主導で授業を進められること。
今はそれほどペラペラではなくても、ほんの少し先を歩いている先輩がペラペラなら、頑張れば自分もまもなくそうなれるはず!と勇気も湧きます。
さあ、明星サマースクールの模擬授業、スタート! 1人の学生が先生となり、他の人が聴講する小学生を演じます。
「Is there any vending machine near here?(このあたりに自動販売機ある?)」「Does it have orange juice?(そこにオレンジジュースはある?)」
一通り終わった後は、反省会。「こんなところがよかったよね」「こうすればもっとよくなったよね!」
そして最後はサマースクール経験者のSAの先輩&先生からの一言アドバイス。
「小学生はね、集中していられる時間が短いから、なるべく表現をオーバーにすると良いよ」「彼らの目を引くように、全身でオーバーなくらいのアクションして、雰囲気と感覚で小学生が英語を掴めるように見せていこう!」
学科の授業は多くがプロジェクト型。
「この目的を達成するにはどうすればいいと思う?もっと良くなると思う?」を全員で考え、因数分解していく授業。答えは一つじゃない。
全員が頭を使い考える授業、そこでの教科書は、 “周りの仲間達” なのかもしれません。