学科で学生に人気のフィールドワーク『映像翻訳』のチームが字幕を手がけた作品がやっと完成、上映の運びとなりました。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が主催の映画祭上映作品、さらには2022年のベルリン国際映画祭でパノラマ観客賞にノミネートされた作品を、明星大学では今年12月2日(土)に鑑賞できます。
そのご案内がこちら↓
今年の作品の舞台は、南スーダン。
スーダンは、1956年に英国とエジプトの共同統治からの独立を成し遂げたものの、北部はイスラム教圏、南部はキリスト教圏ということで折り合いが悪く激しい内戦に発展。200万人にも及ぶ犠牲者と、400万人あまりの避難民を出しながら、なんとか南部が独立したのが2011年。その後も混乱はおさまらず、国民は苦境に立たされたまま。
そんな状況で自国に戻り映画監督となった若い女性が、南スーダンの国家の幸せを希求し続けて活動する自分の家族の心のひだと、長い間第三国へと避難していた自分自身のアイデンティティの葛藤を描き出したドキュメンタリー。
観覧には事前申し込みが必要となります。学科の学生たちの力作、ぜひ世界の今を味わっていただければ幸いです。