2025年3月24日。ついにこの日がやってきました。
今年卒業する学生の皆さんが入学したのは、2021年の4月。日本でコロナウイルスが発見されて約1年。ずっとコロナに翻弄されていた大学も工夫に工夫を重ね、オンラインでの授業が行われ始めた頃でした。今年の卒業生が送ったキャンパスライフは、新入生の歓送会で先輩たちが酔い潰れることもなく、ゼミの飲み会が朝までコースで開催されることもなく、最初の2年はとても静かな学生生活でした。最初の2年が過ぎてからは、楽しいキャンパスライフを取り戻すべく、さまざまな活動に勤しんだ学生たちが、ついに卒業!

コロナのために、せっかく大学にしたのに、自宅に張り付いているという状況に耐えかねて、途中、中退を意識した学生も。そんな理不尽だらけの逆境に向かい、中退という文字がちらつきながらも最後まで完走できたことを言葉にした石橋さんの答辞には、聞いている全員が心を打たれました。教員も職員も卒業生も。万感の想いに言葉が詰まった彼女に会場のあちこちからエールが飛びました。「石橋さん、がんばれーっっっ!」
公立学校の英語教師の道を選んだ人、企業の営業職を選んだ人、学科で経験したフィールドワークの経験を活かして海外に飛び立つ人。進路はさまざまですが、教員たちからの熱い気持ちはただ一言『卒業、本当におめでとう!!』。見違えるほどの変化を体験できる大学での4年間。「先輩たちは、これからは違うコミュニティへと移籍していくわけですが、国際コミュニケーション学科というコミュニティに属していた時代に経験したことは、必ず役に立つと思います。精一杯応援しています」と在校生からの祝辞。



かつて関わりがあった教職員、そして卒業生の多数顔を出してくれて、とても賑やかな学位授与式となりました。お弁当を食べながらの懇親会でも話しは尽きず。卒業生の皆さん、またいつか、ふと思い出した時にはいつでも学科に遊びに来てくださいね。