夏休みの一週間、明星大学国際コミュニケーション学科の学生と、海外から集まったボランティアが一緒になって、近隣の子どもたち120名に、英語を教えます。
現在では学科の目玉イベントに育った“明星サマースクール”は、別称“一週間の国内ミニ留学”。海外からたくさんの外国人ボランティアがこのイベントのために来日し、本学科の学生にとっては日本にいながらにして留学しているような気分が味わえ、さらには近隣の小中学生は無料で英語を勉強できる絶好の機会。まさに一挙両得どころか、一挙三得のイベントなのです。
明星サマースクールは、その教え方に特徴があります。
机に向かって勉強するというよりは、ゲームやアクティビティを通してみんなで楽しみながら英語を身に付けようというのが主旨。ですから、苦手意識を持たずに英語に親しめるという意味では、スクールというよりもむしろ国際交流プログラムといえるかもしれません。もともと国際コミュニケーション学科は、留学を終えてから英会話学校などでアルバイトをする学生も多く、そのまま英語の教職に就く人も多い学科。そのため、このサマースクールでの実学は、そのまま将来へとつながります。
もちろん。これを円滑に執り行なうための段取りから実施まで、管理運営はすべて学生が主体。教員はサポートはしますが、見守るだけです。一般の子どもたちを巻き込む分だけ、責任も生まれます。
ここを通過していった学生は必ず言います。
「大学で得た財産は?と訊かれたら、まずサマースクールと答えます!」